2016年6月2日木曜日

新しい「核医学治療薬」Ra-223 による前立腺癌骨転移の治療

本邦でもようやくRa-223による骨転移に対する治療が行われる時が来た。
この薬剤による治療が骨転移治療の標準治療になるのかどうか、それは他の治療との兼ね合いをどう解決するかにかかっていると言っても過言ではない。
残念ながら大阪市大はRa-223の使用許可を取っていないのですぐに使うことは出来ないが、なるべくはやく許可申請を行って使用したいと考えている。
現在去勢抵抗性前立腺癌の骨転移と適応が限定されているが、本来は癌腫によらず広く用いることが出来るはずで、I-131内用療法だけでは効果が十分とは言えない甲状腺癌の骨転移に対しても近い将来使うことが出来るのではないかと考えている。(文責:河邉讓治)

6月20日 M4核医学試験日程

6月20日
第1限 のうち 9:00〜9:30

問題は8問です。
形式は5選択肢2選択形式。
出席点を加味します。

質問等は直接核医学医局まで。
メールでは asahimachinm@gmail.com まで